産業保健サービス(企業様向け)

【産業保健と産業医】

産業保健とは、事業者が労働者の健康と安全を確保し、生産性を向上させるための活動です。労働者の健康を保持増進し、労働災害の予防、職場環境の改善などを目的とします。その中で産業医は会社の健康診断や労働環境の改善指導、健康相談など、労働者の健康を維持・増進するための様々な業務を行います。労働安全衛生法に基づき、常時50人以上の労働者を使用する事業場では、産業医を選任する義務があります。また、従業員50人未満の事業所でも産業医を入れることで従業員の健康と安全をより良く守っていくことができます。

当院院長の上野智敏は、日本医師会認定産業医に加え、厚労省労働衛生コンサルタントの資格も有しております。会社を経営されているかた、企業の中で人事や衛生関連の担当部署のかたなど、産業保健のことでお困りのことがございましたらぜひご相談ください。

【産業医の主な業務】

労働衛生の3管理;

労働衛生における3管理とは「作業環境管理」,「作業管理」,「健康管理」のことです。

「作業環境管理」

作業場における有害因子（粉じん、騒音、有機溶剤など）を把握し、必要に応じ作業環境測定をおこない適切な対策を講じることで、労働者が健康で安全に働ける環境を整えます。 オフィスや医療機関などにおいても、採光や照明、温度・湿度・換気状態など、作業環境による健康への影響を評価し、改善のためのアドバイスをおこないます。

「作業管理」

作業管理は、労働者がおこなう作業そのものについての評価です。腰痛や眼精疲労など、作業に従事することで起こりうる有害要因を適切に管理し、作業時間、作業量、作業方法、作業姿勢などを適正化し、労働者の負担を軽減します。また、防護メガネやマスクなど、必要に応じた保護具の適正使用も作業管理に含まれます。

「健康管理」

健康診断を実施し、社員の健康状態を把握し、健康リスクを早期に発見します。健康診断結果に基づき、事後措置として社員への指導や、健康相談では社員の健康に関する悩みや相談に対応いたします。また、従業員の精神的な健康状態の把握と、必要な対策を講じるためにストレスチェックも実施します。

「安全衛生委員会への参加」

上記3管理をベースに職場巡視をおこない、毎月の安全衛生委員会において労働安全衛生に関する情報収集、意見交換、安全衛生対策の推進をおこなってまいります。

「安全衛生マネジメントシステムの構築」;

労働衛生コンサルタントの資格が必要なサービスです。企業の求めに応じて従業員の労働環境における危険性や有害性を特定し、リスクを評価し、対策を講じるためのプロセスです。上記の3管理とは別に、企業側の目線で従業員の健康と安全をより良く守り、職場環境をさらに改善するために重要な役割を果たします。労働衛生コンサルタントは、厚生労働大臣が認めた労働衛生のスペシャリストとして、労働者の安全衛生水準の向上のため、事業場の診断・指導を行う国家資格（士業）です。

当院院長の上野智敏は、日本医師会認定産業医に加え、厚労省労働衛生コンサルタントの資格も有しております。通常の産業医業務である３管理だけでなく、「安全衛生マネジメントシステムの構築支援」も同時に可能で、会社・企業様の従業員の健康増進と、安全管理体制の充実のお役に立ちたいと考えております。

~これまで携わった産業医実績~

• 千曲鋼材株式会社 様(製造業 重機自動車部品工場)
• 株式会社RAG東京 様 (青果仲卸業)
• 学校給食のパイオニア 株式会社黒光商事 様 (食材総合卸業)
• 医療法人社団博友会 菊池内科クリニック 様 (医療機関)
• 社会福祉法人 奉優会 みどりの苑 様 (特別養護老人ホーム)
• 株式会社プライスレスワン 様 (人材派遣業)
• 他

会社経営者や企業の中で人事や衛生関連の担当部署で産業医を探されている方、産業保健のことでお困りの方がいらっしゃいましたらぜひご相談ください。

　　　　　　　　　　　　　　　お問い合わせ先；　03-3964-0381　隼聖クリニック院長 上野 智敏